指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

2月24日に備えて。

プレイバック

プレイバック

新しいバイトを始めることにしたのでそれまでに確定申告を済ませておきたかった。それはかなわなかったけどバイト初日の今日の段階であと家族三人のマイナンバーさえ打ち込めば完成というところまで来ている。明日の午前中はバイトが休みなのでそれを打ち込んで印刷して送ってしまえばおしまいだ。また2月24日に村上春樹さんの新刊が出るので年末に買ったチャンドラーの「プレイバック」も読んでしまいたかった。それで昨日と今日で読み終えた。結論から言うと「プレイバック」はフィリップ・マーロウものとしてはやや異色な作品になると思う。マーロウのオフィスに勝手な親近感を抱いてる身からすると、彼のオフィスが登場しないというだけでなんだか不思議だ。その上結末近くですごく意外なことが起きる。マーロウがそういう人生を受け入れることになるとは思わなかった。もっとも、後から考えれば伏線はちゃんと引かれていてそのときにもマーロウがこんなことを言うなんてと多少の違和感を持ったんだけど。ネタバレになるといけないのでそれについてはここまで。
子供は滑り止めの私立高校に合格し(これはまあほぼ必ず受かるようにできている訳だ。)、一週間くらい前に出願書を出した第一志望の都立高は今週になって出願を取り下げ、取り下げた翌日第二志望の都立高に出願し直した。前にも書いた通りいちばん成績がよかった模試でも第一志望はC判定でふつうに考えればそんなところを受けさせる訳には行かない。それでも諦めようとしなかったのを、説得して第二志望に変えてもらった。結構落ち込むかと思ってたら第二志望で成績一番を目指すと切り替えが早く、親が思っているよりずっと強い子なのかも知れないとちょっと感心した。どんな職業に就きたいかもすでに決まっていて大学もどの程度のところを目指すべきか目標があると言う。まずは無事に都立高に受かって欲しいと思う。