指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

結構しみじみ。

村上ソングズ

村上ソングズ

満を持してという訳ではもちろんないけど、購入から読了までに随分時間がかかり今年の一冊目となった。忙しかったからね。あまり期待してなかったけど割にしみじみした気分になれた。一曲一曲集めて聴き込む努力をするとすごくいいんだろうと思うけど、そこまでの関心は無いと言えば無い。さらっと読んでなかなかおもしろかったで終わる。個人的にはそんな感じの本だった。ただ「中国行きのスロウ・ボート」とかもっと細かなところとか、村上さんの小説に少しでも関わりそうな部分ではちょっと違った関心の持ち方で読んだ。そういうのもそれはそれでなかなか楽しい。
ところで酔っぱらって書いた昨日のエントリだけど、夫婦愛は対(つい)幻想で血筋は共同幻想だから、両者は全然異なった位相にあるということが言いたかったらしい。余計わかりづらいか。