指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

ブックオフオンライン。

ここのところ何か欲しい本があるとまずブックオフオンラインで探している。少し前にある人の送別会があったとき二次会のカラオケボックスで送り出すひとりひとりが何か餞別をあげようということになり、まだ一編しか読んでいない橋本治さんの「愛の帆掛舟」を酔った勢いで絶版ですから、絶版ですからとしつこく強調しながら押しつけた。そのときは気の利いた物をあげたつもりでいたが、後で考えるともらった方もさぞかし迷惑だったに違いない。それを150円で買い直した。図書館で借りて読んだら家人がいたく気に入った町田康さんの「猫にかまけて」も一緒に頼んだ。あと絲山さんの「沖で待つ」がすごく安かったのでそれもカートに入れて、もう少しで送料が無料になるというところで見つけた、ジョン・バースの「サバティカル」を加えた。最後の数十ページでなぜか読むのをやめた記憶があり、それがずっと気になっていたからだ。月に一回と決めている今回の買い物はそれで終わった。
プロパーでなかなか手に入りにくい本で言うと、本当は小島信夫さんの作品とか古井由吉さんの作品とか、もっと気になっているものがあるのだが、注文するときは必ず酩酊状態なので思いつかず、注文受け付けのメールを翌日見ては前夜の自分の意図をはかりかねているというのがお決まりのパターンとなった。でも今回は上出来な方だ。まずは「愛の帆掛舟」の続きを読み、返す刀で「沖で待つ」を楽しく読んでから、「サバティカル」に再挑戦しようか。それとも今現在読みかけの二冊を先に読み終えるのが得策か。半年前にリクエストを出した本の順番が回って来たので、今日家人がまた別の一冊を図書館から借りてきてくれたばかりなのだが。
個人的な備忘だが、今日は文章をたくさん書いて疲れた。