指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

本を買いに行く。

一昨日と昨日とで一冊読み上げたので夕方散歩がてら最寄りのブックオフに行く。単行本が全部500円になるキャンペーン中で、置いとく場所も無いのでよほどのことが無い限り単行本は買わないんだけど気分的にはやや色めき立つ。結果的に欲しい本が一冊しか無くてよかった。ブックオフ価格でも1,450円するそれを500円で買う。タイトルは読むまで秘密。あとは全部読みたいと思っている長嶋有さんの文庫を二冊、吉田修一さんの「悪人」の文庫版の二巻本、それから随分前に書いたんだけど子供の頃何度も読み返した坪田譲治の「風の中の子供」の新潮文庫版、すべて105円で。「風の中の子供」は現在プロパーではどんな版も手に入らないらしいのでこれは本当にうれしかった。
本をぶら下げて汗びっしょりになって歩いて帰る。お盆のせいか人もクルマも少ない。公園の子供ですら少ない。夏休み、という感じがすごくしていい。うちの会社ではお盆休みが何年か前から無くなったけど、静かな東京にいるというのはそれはそれで全然悪くない。