指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

状況と心境の変化。

久しぶりに家人と渋谷のCONAへ行ってピザを食べた。その後百均や3 Coinsで教室の備品を買ったり無印で家人が教室用の服を買ったりした。繁華街に行くとサラリーマン風の人というのが結構いて少し前はこの人たちには仕事があるのになんで自分には無いんだ、と思って胸を痛めていた。決して軌道に乗ったという訳ではないがわずかながらも塾に生徒が集まり始めている今は、自分はこの人たちとは違いもう誰の指図を受けることもなく自分で選んだ好きな仕事をやって生きて行くんだという風に思えるようになった。それはとてもすばらしい気分だ。営業職で培ったノウハウや中途半端なパソコンの知識や昔から子供には懐かれることや人にものを教えるのがうまいと言われることといった、わずかな自分の長所は失職以来誰にも買ってはもらえなかった。でも今自分で塾を経営するに当たってはフルに活用することができる。会社のために頭を絞っていろいろな企画や案を考えて来たけどそれも今は自分のためだけのアイディアにすることができる。誰のためでもなくただ自分と自分の家族のためだけに自分のリソースを使い、ものを考える。そこに希望を抱くことができるようになった。
アイルトン・セナの命日だ。