指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

言うまでもないかも知れないこと。

児童養護施設の関係者などから非難を受けている例のドラマだけどあまりに自明すぎて言うまでもないかも知れないけどどうにも違和感がぬぐえないので備忘まで書いておきたいことがある。それはドラマというのは作品である以上フィクションなので現実(というものが仮にあるとして)と地続きに考えることができないということだ。この作品は一度も見ていないし非難の内容もまったく知らないけどそういうこととは無関係に原則としてそれは言っていいと思う。だからドラマを非難する方が間違いだという立場になる。ではCMを放映しないことに決めたスポンサーはどうなのかと言うと、もちろん視聴者やマスコミからの攻撃を流れ弾のように浴びるのはかなわないという心情は理解できるけど、この問題でCMを放映しないことに決めたという見識はやはり疑われるべきだと思う。それ以前にドラマの内容も精査しないでスポンサードしたのかとか、精査してもこの問題が起きることを予見できなかったのかとかいう疑問もある。いずれにせよあまり好感の抱ける話ではなく株を下げたことになると思う。