指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

分厚い文庫本を読み始めた。

 図書館で借りた分厚い文庫本を昨日から読んでいる。京極夏彦さんとか清涼院流水さんとかの作品は失礼ながら読んだことがないのでこれだけ厚い文庫本を読むのは覚えている限りカズオ・イシグロの「充たされざる者」以来十何年ぶりという気がする。いやもしかしたらもっとぶりかも知れない。「充たされざる者」感想書いたかなあ。覚えてない。今言えるのは同じイシグロの「クララとお日さま」でクララの視界がバグったような記述がちょっとだけあるじゃないですか。ああいうバグったような記述を積極的に採用して書かれた作品だったということだ。シュールで非現実的で不安をかき立てる。あれ?シュールと非現実的って同じ意味ですか?今更ながらそんなことも知らない。まあいいや。ということでこの忙しい時期に喫緊の課題ではない分厚い文庫本を読み始めた。でも二日で三百ページ読めたのでたぶん完読できると思う。
 今日のスイムも千メートル。疲れた。いつまで経っても全然楽になった感じがしない。これでいいんだろうか。まあいいんでしょうけど。