指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

日本のワールドカップが終わった。

オーストラリア戦とクロアチア戦はTVで見たけど、時間の関係でブラジル戦はパスした。
5月30日、2対2で終わったドイツとの親善試合について、スポーツ・ライター(って肩書きでよいのだろうか。)の二宮清純さんが、二点リードされた後約束事を決めてそれに沿ってどんと二点とった、それがドイツの実力なんだ、という意味のことを言っていた。すごい説得力があった。ドイツは少なくとも三つのことを短時間で正確に成し遂げたことになる。相手の弱点を分析すること、それに合った戦術を立てること、戦術を周知すること。もちろんその戦術を実現できる体力や技術は前提として不可欠だ。
日本チームはこのドイツ戦の呪縛から逃れられないまま三試合を終えてしまったような気がする。って言うか、それが実力ってことか。