指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

諏訪哲史さんのサイン会に行く。

諏訪哲史さんのサイン会のために丸善丸の内本店に行って来た。整理券は百枚配られたということだけど、実際に何人くらいが並んだのかはよくわからない。僕は最後から十番目ほどのかなり後の位置にいた。もう少しで順番というところで諏訪さんの奥さまが気づいて笑いかけてくれた。僕も笑って手を振った。何度か書いたように得意先の担当者だったことがあるので一応知り合いなのだ。お目にかかるのは数年ぶりのことだった。番になって旦那さまの前に立つと、奥さまがわざわざ弊社の名前まで出して旦那さまに僕を紹介してくれた。それで何だか仕事モードのスイッチが入ってしまい、名刺こそ持っていなかったので渡さなかったが、サイン済みの「アサッテの人」を手渡される際、どうぞよろしくお願いします、と小さく口走った。芥川賞作家に対して何をどうよろしくお願いしたいんだか。
お忙しそうだったし会場も混んでいたのでお別れの挨拶を述べて早々に辞した。あ、その前に旦那さんとのツーショット写真を奥さまが撮って下さった。あれはいただけるんだろうか。いただけたらうれしい。ちなみに諏訪哲史さんはとても感じのいい方だった。緊張してたと思うけど、その向こうから感じの良さが伝わって来た。
家人と子供が今朝七時前ののぞみで帰省した。新しいN700系よりもしかしたらなくなってしまうかも知れない500系に乗る方がいいとわざわざ500系に乗って行った。見送った後、サイン会まで随分時間があったので、とりあえず帰宅して朝食をとり洗濯をしてからちょうどよいので床屋へ行った。帰って来てから子供のおもちゃの取捨選択をして捨てるべきものはゴミ袋に入れ、必要なものは整理した。この作業は本人がいると絶対にできないのだ。それから昼食を食べサイン会に行って、帰りに東京ドームシティーユニクロで会社で着るためのTシャツを五枚買った。帰って来てからそれらを洗濯する傍らで午前中に干したものを取り込み、ひと段落してドラクエソードをやった。魔王ジェイムを倒すことができた。一応のエンディングだ。まだまだ遊べるらしいんだけど。
空が暗くなって来たのでほとんど乾いているTシャツを取り込んで今し方部屋の中につるしたところだ。夕飯はどうしようか。こう書いて来るとものすごいアクティブな一日だったように自分では思えるが、アクティブなんだか暇なんだかはよくわからない。