指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

結局買う。

 昨日最寄りのブックオフに行くと欲しかった「本当の翻訳の話をしよう」の文庫版があったので結局買った。税込み880円が620円で家人も結構安くなってたねと言ってくれたので。昼食後に昼寝して起きた後は新しいブログを細かく手直しする。どういうことができてどういうことができないのかそういうことがまだよくわからないので手探りだ。こういうときは納得の行くまで時間をかけて使い倒してみるしかない。それと文体。ですます調でも随分勝手が違う上に読点を多用しなくてはならないので当然文体はその影響を受ける。センテンスを短くする工夫はせずある程度自分の呼吸で書いてるもののそれでも結構書きづらい。実はこのブログではいつからか読点をできる限り使わないで文章の流れだけで読んでいただくように心がけている。なぜかと言われても自分でもよくわからない。縛りがひとつあった方が書きやすいということかも知れない。自分ではそこそこ読みやすく書けてるという思い込みがある。でも誰にでも読みやすいかと言えばそれはわからない。どちらにしても今風のブログのように余白と改行が多すぎる文章は僕には書けない。呼吸というものがまるでなくなってしまうしそれでは書く楽しみが相当程度奪われるからだ。このブログの存在意義にも一時期随分悩んだ。でも今では楽しいから書いてるでいいんじゃないかと思っている。でなきゃ誰に頼まれた訳でも何か得することがある訳でもないのに十五年も書けない。
 今日も結局新しいブログのための記事をふたつ書いた。事実関係を確認するために調べ物もしなくちゃならないので結構時間も手間もかかる。そしてそれを長いこと仕事にしてきた割には何も知らないんだなと今更のように思う。でもまああるものでやって行くしかない。そのうちすこんと何かが抜けて楽になるといいなと考えている。