指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

年賀状を作る。

 今年は本当に時間がなくて年賀状が作れなかった。一昨日で年内のバイトが終わったので昨日は冬期講習の後に何時間か時間が空いた。それで思い立って年賀状作りに手をつけることにした。年賀状に使いたい画像はだいぶ前から決めていてそれはある絵本の中のうさぎの挿絵だった。それをスキャナーで取り込んでフォトショで加工してエクセルにレイアウトする。いつものやり方だ。まずは今使ってるパソコンにプリンターのユーティリティーソフトをダウンロードしてきて組み込む。これでプリンターのスキャナー機能が使えるようになる。それからプリンターのインクがほぼ全色底をついているのでちょっと歩いた先にあるダイソーの補充型の安いインクを買いに行く。ところが随分前には売ってたはずのそれが今はないことがわかった。売り場にあるのはエプソンキヤノンのインクだけでうちにあるブラザーのものはひとつも置いてなかった。これで当てが外れて一時は塾にあるモノクロのプリンターで印刷するかとも考えた。でも今どきモノクロもなーと思ってると家人が池袋の量販店まで行って純正のものしかなければそれを買うし廉価版があったらそれにすればいいんじゃないのと言う。少し迷ったけどそうしてみることにした。それでヤマダ電機のB1で見ると四色セットの純正品が四千円ちょっと。その他に互換性のある純正じゃないものが一セットだけ残ってるのを家人が見つけた。千八百円しない。これだと思ってレジに行くとポイントで買うか尋ねられたので今本当にお金に困ってるので全額ポイントで払うことにした。それからどうしてもカレーのテイクアウトが食べたかったので元の駅に戻ってカレーを買って帰った。
 一杯飲みながらカレーを食べて昼寝して夕方から授業。午後七時に授業が終わると塾に置いてある絵本を持って帰宅。子供が出かけていてすぐには夕食にならないのでその時間を利用してユーティリティーソフトを立ち上げ画像をスキャンし加工してからエクセルにレイアウトして文字も打ち込む。一時間かからない作業だ。家人に見せるとなかなかいいけど余白をもっと少なくして欲しい、メッセージとか一切書きたくないからと言うので表に入れるつもりだった住所と家族の名前を急遽裏面に入れて余白をなくす。それで完成。午前中買っておいた年賀葉書にプリントするとなかなかきれいにできあがる。それから無料版の「はがき職人」を立ち上げてすでに打ち込んである住所と名前を呼び出して表面に印刷。一応そのままでも投函できるところまでこぎ着けた。
 今日は冬期講習の生徒さんが濃厚接触者ということで急遽お休み。最寄りの西友まで歩いて行くことになってたので朝のうちの十分くらいで一言ずつ年賀状にメッセージを書き入れる。そして西友への道すがらのポストに投函。地方の人には元日に届かないだろうけど都内なら届くかも知れない。終わってみると年賀状作りって悪くない。なのにどうして毎年ぎりぎりまでやれないのか自分でもよくわからない。