指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

25メートル泳ぐ。

今日もイベントの手伝いがあったが先週二日間休日出勤して週に一日くらいは休みたいのでローテーションからはずしてもらった。それで午前中いつものように子供を連れて近くのプールへ行った。水泳教室できちんと習っているので僕が連れて行くときにはずっと遊んでいても構わないことに最近はしている。背の届かない大きな方のプールに入って水の中でジャンプを繰り返すのがここのところのお気に入りだ。ただ今週は水泳教室が休みだったし来週は家人と子供で家人の実家へ帰省することになっていて二週続けて教室へ行けないことになる。少しは練習させて泳ぎを忘れさせない方がいいんじゃないかという気がしてクロールで泳いでみてはどうかと勧めてみた。それで泳ぎ始めたら、子供用のプールの20メートルをするすると泳ぎ切ってしまった。これまでは12〜13メートル泳ぐのが精一杯だった。息が続かないからだ。子供のクロールのフォームには息継ぎも含まれているのだが、息継ぎの格好をしているだけで実際には息継ぎとして機能していないように見受けられた。それがいつの間にコツをつかんだのかうまく呼吸できるようになっていてそれが距離を伸ばした理由に思われた。
疲れないように休憩を挟みながら20メートルを計五本泳いだ。思いついて大きい方のプールで25メートル泳げないかと提案すると、特に怖がることもなくやってみると言う。難なく25メートルを二本泳いだ。本人もそうだろうが親としても大変うれしかった。
うれしいことも寂しいことも何もかも取り混ぜてとにかく前に進んで行く。それが育つということだと改めて思った。