指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

評論もおもしろい。

おじさんは白馬に乗って

おじさんは白馬に乗って

朝から降っていた雨は先ほどやんだようだ。子供にはすまないが膝もまだ痛むので昨日今日と外出につきあってやれない。子供は散歩できないのが大変残念なようだ。雨がやんだと知って一瞬顔がぱっと明るくなったが、僕の膝のことを思い出してすぐにまた残念そうに先ほどから何やら続けている子供なりの書きものに戻った。
でも膝のおかげで本だけはよく読める。高橋さんの評論集も読み終えてしまった。すごくおもしろかった。昨日はあんまり驚いたので急遽記事を追加した。自分の中の善意というものはとても微妙で危ういものだと常日頃思っているし、善いことをするときは悪いことをするような思いでやれと吉本隆明さんも書いておられるので、もしかしたらすごく間違ったことをしたかも知れない気が今しているけど、昨日も書いたようにそうせずにはいられなかった。
それにしても小説とそれ以外とをどちらもおもしろく読める作家という意味では僕が知る限り高橋さんが一番のような気がする。何についてでも筋の通った意見が言える。エロい話題もかっこよく語る。すごい。