指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

今週。

ドラゴンクエストIX 星空の守り人

ドラゴンクエストIX 星空の守り人

今日は休日出勤だったので午前中子供を連れて家人が「ドラゴンクエスト9」を買って来てくれた。ハードも買おうかどうしようか迷った。それどころかついにドラクエをやらないという選択肢も結構真面目に検討した。結局ハードは子供に貸してもらうことにしてソフトだけ買った。一家に三台もDSがある必要は無い。もっとも秋に出るどうやらリメイク版らしいポケモンは例によってパッケージがふたつあるので、両方買って子供と遊ぼうともちょっと思ってるんだけど。
名前を決めたりルックスを決めたりしてほんの少しだけプレイした。そのとき一番普及しているハードをプラットフォームにして出すのがドラクエの方針らしいけど、正直ちっちゃなディスプレイで携帯機独特のYou Tubeみたいに一部モザイクみたいにかすんでしまう画像を見ているのはつらい気がした。でもまあ、ドラクエだからね、とりあえず期待している。
今週も忙しかった。月曜日は本八幡、火、水で通常のルートの得意先へ行き、木曜日は休もうと思っていたけど社内の仕事があって休めず、金曜日は御成門で商品の説明会をやった後、吉祥寺へ行った。今日はまた別の得意先の商品説明会で、明日は東京国際ブックフェアに、あまり行ってもしょうがないんだけど一応行かねばならない。
ロンバルディア遠景

ロンバルディア遠景

今週読んだ本。「ロード・オーシュ」は便所神の意で、バタイユが「眼球譚」を書いたときの筆名だと生田耕作の解説にあった気がする。他にもウンベルト・エーコなどへの言及がちりばめられている。僕が気づかないだけでもっとたくさんあるに違いない。何より主人公と語り手の関係がランボーヴェルレーヌを彷彿させるが、個人的にはその辺には全然詳しくないのでどれだけの効果が上がっているか判然しない。作中登場するある装置は、表面こそが実在だという繰り返し触れられるモチーフが具現化した姿か。そこでは内面が完全に捨象された性行為が実現している。ただし主人公は意に反して、その装置から内面を受け取ってしまったように思えるけど。