指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

ホウオウ、ゲット。

ホウオウがつかまらない、という趣旨の検索語でいらっしゃる方が多かった。つかまりませんよね、なかなか。でもようやくつかまえることができたので、攻略ではありませんが、体験記として記します。ソフトは「ポケットモンスター ハートゴールド」です。
10月30日の記事に書いた通り、「スズのとう」で初めてホウオウに遭遇したときはつかまえられずに倒してしまった。チャンピオンに勝ち殿堂入りした後で改めて「スズのとう」に昇ったところで再会したこともすでに書いた。結局四回失敗して五回目でつかまえた。失敗した、というのは、セーブせずに電源を落としたということだ。五回の内三回まで、ホウオウの技「じたばたする」でやられた。相手をつかまえるには相手のHPを示すゲージが赤になるまで減っていることが望ましいが、この段階でホウオウが「じたばたする」を使うと、ホウオウ自身にも一定のダメージが与えられるので勝手に自滅してしまいかねない。実際三回ともこれでつかまえることができなかった。遠く星が輝く塔のてっぺんで、ただ風の音だけが鳴っている光景は虚しさをいや増しに増す。これを避けるためにゲージが黄色のところで止めておくことにしたのがポイントのひとつだ。
話の順が逆になるけど、攻撃すると一撃でホウオウを倒しかねないレベル60の「エンテイ」はこの場合役に立たないのでパーティーからはずし、替わりに「でんじは」でマヒを狙うための「レアコイル」のレベル26を加えた。「でんじは」を持っていれば他のどんなポケモンでも構わないと思われる。またパーティーの他のメンバーも、そこそこのレベルに達していればなんでも構わない気がする。「レアコイル」は手持ちの電気タイプの中から最もレベルが高いのを選んで少し育てて26レベになった。本当はもうちょっとレベルが高い方がいい。相手をマヒさせる前に、自分がホウオウの一撃でやられてしまう恐れがあるからだ。失敗した四回の内残りの一回はそれで断念した。もっともマヒさせても二ターンに一度くらいは攻撃して来るので、できればマヒの他に眠らせる技のあるポケモンもいると楽だ。
レアコイル」が一撃でやられるのを防ぐためにレベル50を越えたポケモンを先鋒に置き、なるべく弱い技でホウオウにダメージを与えつつ、「にほんばれ」とかすぐにダメージを与えられる訳ではない技を出し始めたところで「レアコイル」を出す。そのタイミングには絶対ということはなく運がつきまとう。「でんじは」でマヒさせれば「レアコイル」の役目は終わり。先鋒を入れ替えてあとはひたすらボールを投げる。
ところで、ボールを投げてからポケモンがボールに収まったかわかるまでには、ボールが揺れるのが三回と、かちっと閉まって星が出るのが一回の、計四つのプロセスがある。この四つのどの段階でもポケモンはボールから逃れられる訳だが、同じボールを何度も投げてつかまえようとすると、ボールを投げてからポケモンが逃れるまでの間隔がだんだん短くなる。ホウオウにはそれまでの失敗の中であらゆるボールを試したが、目に見える効き目が無かったので、今回はモンスターボールを投げ続けてターン数を稼ぎ、タイマーボールでつかまえる作戦を立てていた。ところが事務的にボールを投げている内に、急に逃れるまでの間隔が長くなった。そこで試しにハイパーボールに切り替えたらつかまえられた。間隔が短くなるともうそのボールではつかまえられそうもなくてすぐに他のボールに切り替えて来たけど、懲りずに同じボールを投げ続けると不意に間隔が長くなり、そのタイミングをとらえるのがもしかしたらコツなのかも知れない。当然ながら一度しかつかまえてないので確かめられないけど、もしかしたら、と思っている。