指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

平泳ぎの練習。

夏休みに入る前に学校の水泳の検定が一回あったけど、子供はまた平泳ぎで25メートルという課題をクリアできなかった。前にも書いたように親の目から見れば、つまりそれはひいき目に見ればということになるけど、子供の平泳ぎはまあ大体平泳ぎと言っていい体をなしている。続けて25メートルどころか100メートルくらいなら難なく泳ぐ。何がいけないのかわからない。でも先生は泳ぎ方が駄目だとおっしゃるだけでどこをどうすればよいというようなことは教えて下さらないらしい。普段は水泳教室に任せていて、そこでは子供の平泳ぎは特に矯正する必要がないと見なされているらしく、前にも触れたようにバタフライの練習なんかやっていて平泳ぎは一向に上達していないようだ。しかも夏休みは水泳教室はお休みで、8月に入るとすぐに予定されている次の検定までにフォームを直すなら、とりあえず親が見てやるしか方法が無い。自分でもどうしていいかわからずに泣いたりしてるので、今日は本腰を入れて平泳ぎを練習することにした。
まあ大体平泳ぎ、の、まあ大体の部分を削ればいい訳だ。それでよく見ていると、三つくらい問題があるように思われた。ひとつは腕がまっすぐ伸びていないこと、もうひとつは足と腕を動かすタイミングが微妙にずれていること、もうひとつは指が開いていること。この三つのせいで子供の平泳ぎは、なんとなくくねくねしているように見える。三つとも言えばわかるのですぐに直してだいぶよくなったように思われたが、調子に乗って大人用のコースに行って帰って来たら、速く泳ごうと焦ったせいかまた腕と足のタイミングがずれ始めた。素人考えなので当てにならないけど、平泳ぎって足をかき終えてから腕をかき始める前に、手の先からつま先まで体がぴーんと一本になる一瞬がありません?これが無いと泳ぎにメリハリがつかないように思われたので、その辺を意識するように伝えて、さっきよりはずっとよくなったんじゃないの、というところまでこぎ着けた。
念には念を入れて、明日また練習に行く。