指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

ワードとエクセル。

前職では商品の注文書というのをつくるのにエクセルを使っていた。商品の画像を二十個くらい貼り付けその下に商品名や価格の入ったリストをつけて、コンセプトなどを書き入れた後会社名や住所などを書いて印刷して得意先に持って行く。同じことをワードでやる人もいたけど個人的にはエクセルを使い続けていてその理由はワードよりエクセルの方がソフトウェアとして優れているように思われてならなかったからだ。用途の違うソフトウェアを比較することができるのかという疑問もあるかも知れないけど、使ってみればわかると思うけどエクセルの方がはるかに自由度が高いというのがその根拠だ。たとえばささいな例だけど印刷の際の余白なんだけど、ワードはこれをゼロにすることができず、ゼロに設定するとメッセージが表示されて一定程度の余白を取ることに同意しないとそこで作業が止まる。これに対してエクセルは余白をゼロに設定できる。一枚の紙にどれだけ情報を詰め込めるかを考えたときにエクセルのこの自由度が大変ありがたいというケースがままあった。また画像の貼り付けや移動などもエクセルの方が簡単かつ自由だった憶えがある。という訳で今も一見ワープロソフトでつくったかのような文書の数々をエクセルでつくっている。塾の案内とか領収書とか折り込みチラシとか。チラシに簡単な地図を載せようと思って検索したら、ワードに升目を切ってそれを埋めて地図をつくる方法を見つけた。でもわざわざ升目を切るくらいならエクセルなんて始めっから升目じゃんと思ってエクセルでつくったら結構いいのができた。サイト内のバナーなんかもエクセルでつくる。マイクロソフトやウィンドウズの熱心な信奉者という訳ではないけどエクセルは傑作ソフトだと思っている。