9回から登板したサファテ投手は明らかに制球に不安があったがT-岡田選手がボール球を空振りしてくれたりして助けられていた。制球難は10回表も続き先頭打者をストレートのフォアボールで歩かせた後、糸井選手にもデッドボールをぶつけたりして2アウト満塁になった。その後ペーニャ選手の放ったファールフライはドームの天井近くの鉄骨に当たって落ちて来たところをセカンドの今宮選手が捕球した。ドームの天井まで打ち上げることができること自体ペーニャのものすごいパワーを物語っているけど、不運だったのは天井に当たったボールでもノーバウンドで捕球すればアウトというルールになっていたことだった。ペーニャとバッファローズはついてなかったしサファテとホークスにはつきがあった。10回の裏のホークスは先頭打者をフォアボールで出す10回表のバッファローズの攻撃とまるで同じ形で始まったが、1アウト満塁でバッターボックスに立った松田選手はドームの天井に打球をぶつけるパワーなどおそらく持っていなかっただろうことを考え合わせると、ペーニャの不運がより際立つ気がする。犠牲フライでも充分だっだけど松田選手の打球は左中間を破るヒットとなりホークスはサヨナラでリーグ優勝を果たした。その試合を除く最近10試合でホークスは1勝9敗だったという。そういうチームは優勝する資格が無いんじゃないかとホークスファンでありながら個人的には思う。だがバッファローズには多少不利になったとは言え日本シリーズに出場する可能性が充分に残っている。だから日本一を目指してがんばって欲しいし、ホークスにはその前にきちんと立ちはだかって欲しい。ちなみに昨日の試合のMVPを選ぶとしたら僕だったら大隣投手の名を挙げる。
