指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

ベイ・シティー・ローラーズ症候群。

クライマックス~BEST歌謡曲~

クライマックス~BEST歌謡曲~

  • アーティスト:ヴァリアス
  • 発売日: 2014/12/24
  • メディア: CD
 

 昭和の歌謡曲のオムニバスということでいいと思う。一組の歌手に対して収録曲は一曲ずつ。CD二枚組で計四十曲が収録されている。各歌手の代表曲かと言えばそれはちょっとあやしい。ただその微妙に芯を食ってない感じが逆にやばい。たとえば渡辺真知子さんなら「迷い道」が選ばれてるんだけど確かに衝撃的なデビュー曲だったけどこれを聴いてるとどうしても「カモメの飛んだ日」が聴きたくなる。「唇よ熱く君を語れ」とか。それと忘れてる名曲もあるかも知れない。この前の桑田佳祐さんの「遠い街角」みたいに。だから勢いこのシンガーのベスト盤が聴きたいという気持ちがこうむくむくと盛り上がって来てしまう。山口百恵さんのベストはこの前借りたけどじゃあいわゆる新御三家はほっといていいのかとかキャンディーズピンク・レディーはどうすんだとか中三トリオの他のふたりは無視すんのかとか頭の中がえらいことになってしまう。あとそういうことを思う割には山口百恵さんのベストのように手に入れてもそう頻繁に聴くでもないという問題もある。手間はかかるけどそれが今の自分にはまるかどうかは手間をかけた後でないとわからない。これを自分では「ベイ・シティー・ローラーズ症候群」と呼ぶことにする。このカテゴリが今後このブログでもし立ったら病膏肓に入ったということになると思う。ちなみにこのアルバムで特に気に入ったのは高田みづえさんの「硝子坂」と南沙織さんの「17才」。両方ともデビュー曲だと思うけど当時本当に好きだった。ちなみに「硝子坂」の作曲は宇崎竜童さんだそうです。知らなかった。