指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

「Rubber Soul」を聴き直す。

 英語の教科書にそのうちの一曲が載ってるので生徒さんたちに聴かせるために教室でCDをかけた。その前にひとりで飛ばし飛ばし全部聴いてみた。実は「ミッシェル」と「ガール」は割に子供の頃から知っててなんていい曲なんだと思ってた。初めはそれがビートルズのナンバーであることなんて知らなかった。だからそれを知ったときには割に感動したんじゃないかと思うんだけどはっきりした覚えはないしそれがいつ頃のことだったのかも思い出せない。随分はっきり覚えてる昔のことってある。そしてよく覚えてない昔のこともある。最近の「村上RADIO」の再放送で村上さんも同様のことをおっしゃっていた。三ノ宮で二本の映画からすごく迷って一本を観たんだけどどちらを観たのか覚えてないというお話。そういうのって確かにどうでもいいことかも知れない。でも見方によってはひとつの喪失でもあり得る。そんな風に手に入れたり、維持したり、変質したり、失ったりしながら僕も生きていることになる。
 村上さん以外の話題でブログを書こうとは一応思っている。でもTOKYO FMのOctober Music Festの間は無理みたいだ。ご容赦下さい。