毎年ハロウィーンの日は授業の後に夜遅くまで飾り付けの取り外しをすることにしてる。11月1日まで飾りが残ってるというのがなぜかとてもいやだからだ。これはクリスマスも同じで12月25日中に飾りは完全に取り外す。ある種の強迫神経症みたいに。でも今年はハロウィーンが日曜日だったので夕方くらいに教室へ行ってのんびり取り外すことができた。なかなか優雅な時間だ。そんな時間は塾を始めて以来初めてじゃないかと思う。いつもは早く帰らなきゃと思いながら何かに急かされてるみたいに撤収してたから。BGMはユーミンのアルバム「Olive」。最後の曲「りんごのにおいと風の国」がハロウィーンのものだと突然思い出したらすごく聴きたくなった。CDをプレイヤーにセットして一回通しで聴いてから「りんごのにおい・・・」だけをリピートにして何度も聴く。曲に合わせて口笛を吹きながら片付けを終えると教室はすっかり寂しいものに変わってしまう。毎年のことだ。それで迷わずにクリスマスの飾り付けを始めた。流しの下に半透明なゴミ袋三袋分とってあるのがそれ。こんなのあったなとかこんなのあったっけとかいろいろ懐かしく思い出したり驚いたりしながら袋から取り出しどこにどう飾るか考える。楽しい作業だ。でも今日では終わらなかった。続きはまた明日。今は「Music in Murakami」の第二弾を聴きながらこれを書いている。「村上RADIO」の再放送もすべて聴き終えた。
