指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

にぎわう。

 昨日は塾のちらしが一日で三通持って行かれた。覚えてる限りでは今までにないことだった。すると今日になって電話が一本かかって来た。話を聞きたいので今から行ってもいいかという保護者からの連絡だった。今日はただでさえ生徒さんが多い曜日な上に振替授業に来る生徒さんがひとりいて(他の日に振り替えりゃよかった!)塾に入れる定員を超えていた。いすがひとつ足りなかったのでこの前初めてまとめて買ってみたコピー用紙の500枚入りパックを九個積んで急遽いす代わりに使ってもらったりしていた。それでも話を聞きたいと言われれば断る手はないので来てもらうことにした。すぐに保護者がふたり(お母さんとおばあさん?)と生徒さんの計三人がやって来た。もうどうしようもないので開き直って立ち話でいいか尋ねるとそれでいい忙しいところ申し訳ないという答えだったので立ち話で応対した。ただ十分くらいで話が済んだのは助かった。こんな風に突然にぎわうと対応もなかなか大変だ。小六の生徒さんが三人集まったので昨日と同じように中一の数学を予習した。途中問題が解けた他の生徒さんの答え合わせをしたりして息つく暇もない。でも数学の予習は昨日と同じページまで進めてなんとか足並みを揃えることができた。ちなみに昨日体験授業に来た小六の生徒さんは今日保護者からメールが来て無事ご成約となった。来週も一件体験授業が予定されている。何かと気疲れもするけどそれが明日の幸せにつながると信じて前に進むしかない。いつも言うようにぜいたくを言ってられる身分じゃない。