指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

過去問解きまくり。

 受験生に過去問を解いてもらってる。解説するために英数国に関しては予め解いておく。理科社会は問題集についてる解説でたぶん充分だと思うので解くのは三教科だけだ。高校入試のための模試の問題でこれが結構頭を使う。英語に関しては読解問題はまず間違わずリスニングでときどき間違う程度だ。僕はリスニングがとても苦手で高校入試くらいならまあまあ太刀打ちできるけどネイティブの人がしゃべってるのはほとんど聞き取れない。でも周囲からは英語しゃべれるんでしょとたまに言われる。めんどくさいから耳がよく聞こえないんですよと答えている。正確には耳がよく聞こえない=聴力が弱いという訳じゃなく英語の分節化ができないということになると思う。ひとつながりの音声を単語に切り分けることができない。だから何言ってんだか皆目わからない。小学五年生から日常的に英語の曲を聴いていて高校生浪人生と死ぬほど英語を勉強してこの体たらくなんだからもはやこれは才能がない(もしくは頭が悪い)としか言いようがないんだろうと諦めている。でもまあ塾の講師をするには今のところそれほどの支障はない。数学はもともと不得意なので割に必死になって解く。それでも公式に当てはめるだけの単純な計算問題をたまにミスする。手も足も出なくて答え読んでもわからないという問題もたまにあってそれじゃあ解説にならないのでわかるまで考える。国語は自分で言うのもあれだけど筋が悪くなくて四択問題なんかはさらっと読んでこれが正解と思えば大体合ってる。ただそれを解説しなくちゃならないので正解の根拠と不正解の根拠を考えて問題用紙に書き留めておく。だから問題集についてくる解説とは異なる解説になることも当然あると思う。ただ国語に関しては問題集の解説が当てにならないと言うか今ひとつ信用できないと言うかそんな風に考えてるので自分の読み方を優先させている。ここまで何年もそれでやって来て生徒さんからクレームを受けたことは一度もないのでまあまあ満足してもらってるんだろうと思っている。いい結果も出ている。以上のことが僕にとってはなかなか楽しいというのが今日のエントリのテーマだ。あまりめんどくさいとは思わない。でももちろん仕事でなければそんなことしなかっただろうししなかったらそれが割に楽しいとも気づかなかっただろう。という訳で僕はこの仕事がとても気に入っている。
 ちなみに今日のスイムは二十分で六百メートル。八日間のブランクの影響はまったく感じられなかった。