指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

四月一日以来。

 四月一日に休んで以来四十何日ぶりに泳ぐのを休んだ。朝起きたら寒けがひどい上に熱っぽくて体温を測ると三十八度ちょっとある。のども痛む。どうやら風邪がぶり返したようだ。いつもなら五分もあれば飲み干してしまう起き抜けの水一リットルも三十分くらいかけてやっとのことで飲む。それから自分にむち打つようにして朝食をとりビタミンジュースを飲み薬を飲む。もちろん朝のひと泳ぎにはもう間に合わない。バイトは休むと迷惑がかかるので行くことにする。時間はちょっと長めの四時間。体が保つかどうか不安だった。でも室内プールの室温というのはこの季節でもすでに三十度以上になっている。もう体がそれに慣れてしまってるので普段ならそれほど汗はかかないけど今日は熱のせいか薬のせいかちょっと体を動かしただけで大量に汗が出る。そしてそれが功を奏したか熱っぽさは徐々に引いて行き結局四時間を難なくクリアすることができた。ただちょっと無理して水中点検に入ったら五十や百ならいざ知らずさすがに千メートル泳げるコンディションじゃないなと実感する。帰宅後朝とは違って食欲が戻ったので昼食は普通に食べられる。その前にきちんと一杯も飲む。体温は六度台まで下がった。多少咳は出るものの昼寝の後授業も問題なくできた。でもそこまで無理して泳がなくてもいいんじゃないかという気もしてきた。この前わかった通り夜泳ぐのは朝泳ぐより多少ストレスフルだしそれなら今日はきっぱり休むことにして明日の朝に賭けた方がいいかも知れない。という訳で結局今日のスイムはお休み。明日はちょっと用があってバイトは休むことになってる。体調が戻ってくれたらいいなとそればかりを念じている。