指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

読み続ける。

 「昏色の都」を二日で読んでしまったので昨日は昼寝を少し短くして図書館へ出かけ本を返してもう一冊借りた。昨日今日とその本「ギケイキ3」を読んでいる。「昏色の都」もそうだったように「ギケイキ3」もすでに次の予約が入ってる。なのでなるべく早めに読んで返してしまおうと思っている。と言うのも図書館の貸出期限は二週間なんだけど予約者数に二週間をかけ算してもどうもそれ以上長く待たされてるとしか思えないことが結構あるからだ。まあウェブで予約して本が届くとそこから一週間以内に取りに行けばいいことになってるのでひとり当たり最大三週間かかる場合があるとしてもそれより待ち時間がはるかに長いような体感がある。どうしてかはわからない。だからせめてひとりくらいは待ち時間を短縮しようと心がけるユーザーもいた方がいいんじゃないかと考えている。別にいい人ぶる訳じゃないんだけどそういうのもある種の公共性と呼べるんじゃないだろうか。「ギケイキ3」は町田康さんの小説で語り手が源義経という一応は時代物。これ一冊で連載期間が五年近くかかってるみたいだ。確か四部作だったと記憶してるので完結までにはまだまだ時間がかかりそうだ。
 そんな訳で昨日は普通にバイトして家人と待ち合わせて買い物に行って普通にお昼食べて昼寝してちょっと早く起きて図書館行ってから授業。ブログは久々にちょっとこだわって書いた。
 今日も大体同じ。ただバイトが一時間長かったので買い物には行けなかった。実はこの延びた一時間が結構くせ者でその時間帯まで残ってるとプール監視の他にやるべき仕事がいろいろ出て来る。普段は他の人に任せて帰って来てしまうんだけど今日は頼りになるバイトが他にいなかったのでかなりの部分をひとりでこなさなければならなかった。でも時間内にすべてクリアできたらそれはそれでささやかな達成感はある。まあ誰に賞賛されるというものでもないけどひとり悦に入ることはできる。個人的にはそういうのを割に大切に思ってるみたいだ。これは前職のときに培われた価値観だと思う。誇る相手は自分しかいない。でもそれがなければ仕事はもっとずっと無味乾燥なものになる。
 今日のスイムは24分11秒で千メートルと昨日から一転して24分を切ろうかという勢い。最後に24分を切ったのは五月十一日だったのでおよそ一ヶ月ぶりのちょっとうれしいタイムとなる。ただ二百五十メートルくらいからすごくきつくてこれで千メートル乗り切れるかなとやや不安だった。でも意識的にペースを落とすことはしないで行けるところまでは行こうと体に着いて行けたのがよかった。もちろんつらいのは嫌だ。でもつらい方へあえて向かって行こうとする自分もいる。要するにスポーツの本質とは分裂ということなのかな。おっと。今日もめでたく三冠達成。