指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

それほどおもしろくなかった。

 うーんとブックオフで少しだけ立ち読みしたときにはすごくおもしろく感じられたんだけど通しで読むとそれほどでもなかった。これはやっぱサイトで読んだ方がずっとおもしろい。覚え違いとその正解案が列挙されてるだけの方がリズムがいいというのもあるしこの本の場合はその収録数が少ないのですごくおもしろい覚え違いとのエンカンター数も少ないというのもある気がする。サイトには「リボルバー」の覚え違いが「リバルボー」とか超強力なものもあって爆笑を禁じ得ない。いや僕だけかも知れないけど。ブックオフだから安かったとは言え買わなくてよかった。第二弾とか出てもたぶん買わない。
 今朝はバイト前に泳ぐのに充分間に合う時間に目が覚めた。でも昨日の夜の疲れを思いっきり引きずっててとりあえず朝泳ぐのはやめにした。朝食を済ませて出勤。普通に仕事をする。希望より一時間短いシフトだったので勤務が終わってから泳ぐことにした。お客さんの間を縫って泳ぐのでひとりきりで泳ぐよりも随分ペースは落ちる。でも無理だったら千まで泳がなくてもいいや行けるところまででいいやと思いながら結局一時間弱で千メートル泳げた。疲れていても千メートル泳げたということは自分の中では割に自信になる。疲れてるイコール泳ぐのをやめるという等式を多少疲れてても泳げるという物語に置き換えることができるからだ。まあそれでつらさが軽減されるかと言えばもちろんそういう訳じゃないんだけど。
 都合が悪くなったので八日金曜日のシフトについて午後七時からラストまで代わってくれる人を募集しているというコメントが昨日バイトのグループラインに上がった。結構何度も一緒に仕事してる学生さんで気の毒に思ったしたまたま時間が空いてたので直にラインして入れる旨伝えた。それで明日その時間帯シフトに入ることになった。のはまあいいとしてそうすると中抜けの時間があるにせよ明日明後日と朝イチからラストまでバイトすることになる。もちろん土日合わせて二十時間バイトしてた去年の今頃よりはずっとマシだけどそれでも体が保つか不安だ。なんかギリギリでいつも生きていたい訳じゃ全然ないのに結果的にいつもギリギリで生きてるような気がする。そう言えば左足のかかとに一センチくらいのあかぎれができてこれがまー痛い。プールサイドは基本裸足なので(何かあったらすぐにプールに飛び込めるようにしとくため)油分も奪われるし素肌に受ける刺激も大きいということだと思う。だましだまし体を使って切り抜けたい。ただ明日は二時間半受付の仕事なのでそれがちょっとだけ救い。
 今日は千メートル泳ぎ百ページ読み千文字書く初めての三冠王になれるかも知れない。もっとも読んだ百ページがすかすかだったので若干ずるした感は否めない。