指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

抜きつ抜かれつ。

 朝からお昼前までバイト。今日は買い物に行かないからと昨日のうちに家人に謝っておいてバイト終わりから泳ぐ。そのタイミングを逃したら今日はもう泳げないので。上級者コースはそれほど混んでなかった。それでもあまりないことなんだけど何度か追い抜かれた。追い抜きやすいように日頃からできるだけコースの端を泳ぐようにしてるしそれは全然構わない。ただ追い抜いたスイマーが折り返し地点で立って休んでるのを見るとお前なんなのとちょっと思う。瞬間的には速くても結局は遅いスイマーに追い抜かれることになるじゃん休んでんなら。という気がする訳だ。もちろんどういう風に泳ごうがそんなの個々の自由だ。ただ自由と常に対立するのが公共性ということだというのももう一方の真実じゃないかと思う。追い抜かれた方というのは追い抜いた方が折り返し地点のどの辺りでターンするのか見極めないと自分のターンするポイントを見つけることができない。追い抜いた方が立ち止まって休んでしまったりしたら尚更だ。折り返し地点はその人の体の分だけターンできるポイントが小さくなるから。それってはっきり言うけどすごい迷惑なんだよね。そう思ってるので誰かを追い抜いたら絶対に休まないし泳ぎ終わったら即座に別のレーンに移るようにしてる。そんなのちょっと考えれば当たり前のことに思えるのに割に気をつけない人が多い。自分がやられていやなことを他人にはやらないというところからマナーというのは自然に発生するんじゃないかと思う。
 という訳で今日のスイムは数え間違いもいいところで千メートル泳いだと思ってウォッチを止めると百五十メートルも余計に泳いでた。千メートル時点で25分ちょっとなので相変わらず不本意。でもとにかく続ける。