指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

不登校君はまたお休み。

 不登校君はお母さんからメールが来てまたお休みだった。先週も書いた通り二度と彼の顔を目にすることはないと思う。メールを書いてくるお母さんははかない望みにすがってるかも知れないけど僕はとうに諦めてる。お母さんも早く諦めてくれるといいなと思っている。諦めるつもりがないならそれなりの努力はしないと。厳しいこと言うようだけれど今のままではどうにも先に進みようがない。
 昨日は三ヶ月ぶりの通院日だった。「11ぴきのねこ」のTシャツを自分を奮い立たせるつもりで着てったら看護師の若いお嬢さんたちからかわいいかわいいと褒められた。すいませんあんまりかわいいので余計なこと言ってしまってと謝られたけどいえいえありがとうございますと答えるのが精いっぱいだった。でも悪い気はしないよね。別に自分がかわいいと言われてる訳じゃないんだけどね。
 今日近くのプールに泳ぎに行ったらバイト先のお客さんが結構いてすごい声をかけられた。なぜバイト先のプールが一ヶ月も休むのか事情を知らないお客さんもいていろいろ質問されたので知ってることは答えた。それで結構納得してもらえてよかった。つかバイト先情報発信力弱すぎ。何かことが起きるとまったく対応できないことが今度の件で露呈した。矢面に立つのは常にバイト。あほか。
 中五日で泳いでどんなに時間がかかるかと覚悟してたら褒められたもんじゃないけどそれほどがっかりするほどじゃない25分28秒。千メートル休まずに泳げるか不安だったけど全然大丈夫だった。明日もなんとかして泳ぎに行く。