指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

限定された方のための東京ディズニーランド・ガイド。

丸六年ぶりの東京ディズニーランドに行って来た。もちろんそういう立場ではほとんどどんなガイドも書くことはできない。我々よりよくディズニーランドを知っている方が他にたくさんおられるだろうからだ。でも条件を狭めてごく一部の方たちだけを対象とすれば、ガイド役を買って出られるかも知れない。以下、その条件を挙げる。
1.子供はひとりで五歳児、身長制限で乗れないアトラクションが結構ある。
2.両親はともあれ、子供は初めてのディズニーランド。
3.比較的無理なく日帰りできる。
4.お母さん以外にもうひとりの同行者(お父さんとか、おばあちゃんとか)が確保できる。
5.前回行ったときの記憶は、細部がかなりあいまい。
6.誰の希望でもいいが、行きたいアトラクションがはっきりしている。
7.子供は食べ物の好き嫌いが激しく、焼きそばは大好物だが生野菜は全然食べられない(笑)。
8.お父さんが喫煙者(苦笑)。
舞浜駅に着いたのが午前9時少し前。入り口前はすでに長蛇の列だがまずはチケットの購入。持ち物検査の後、係の人に尋ねると2番の窓口でチケットを買えとのこと。そこは4〜5人しか人が並んでおらず数分でチケットをゲット。その後長い列の最後尾に連なるが、数分後にそれが別の窓口のチケット購入者の列と判明。入場待ちの列とチケット購入待ちの列は、後ろからでは判別が難しいです。要注意。入場まで30分かかった。でも、後から考えると2番窓口ですぐにチケットを購入できたのはラッキーだった。
事前に必ず行くと決めていたのはバズ・ライトイヤーのなんたらと、プーさんのかんたら。前者の前まで行き家人に三人分のパスポートを託してファストパスをとる列に並んでもらう。子供と僕は別行動で、とりあえず近くの喫煙所で一服した(もちろん僕だけ。)後、子供の希望でトゥーンタウンへ。ミッキーの家に入りたいと言うので行ってみると80分待ち。とりあえず並んで待ち始めたのが10時前で、10分と少しで家人からケータイにTELがあり、バズのファストパスがとれたとのこと。その後家人が僕らの並ぶ列までやって来た。子供連れでしか入れないグーフィーの家が目の前にあるのを見て、新婚当初子供ができたらそれに入りたいと家人が言っていたのを思い出し、ふたりで行ってくるように進言、その間列で待つ。ちなみにバズのファストパスは12時20分から一時間有効の由。
グーフィーの家で結構のんびりして来たふたりが戻り、子供は僕と列に並び家人は次なる目当てのプーさんのハニーハントへ向かう。すぐにTELが来て、ハニーハントは2時間弱待ちと言う。ふたついっぺんにファストパスはとれないので、家人には並んでおいてもらう。11時前に子供とふたりでミッキーの家に入り、11時過ぎに出てくる。
ハニーハント入場までにはまだ1時間近くあると踏み、子供の希望でトロリーの列に並ぶ。30分待ちということだったが、20分強で乗れる。乗っている内に家人からTELでそろそろハニーハントに来て欲しいとのこと。子供のトイレを済ませて駆けつけるも、さらに30分近く待ってハニーハント。これは個人的には期待はずれ。確かに大変よくできてるんだけどおもしろくないです。
ハニーハントから出てきたのが12時過ぎ。バズのリミットまで少し余裕があったのでスタンドでラップサンドを買って昼食。適当なもので済まそうと思えば、TDLでも結構待たずに食事はできます。子供は野菜がほぼまるで食べられないのだが、焼きそばのラップサンドをそれでも一本近く食べる。その後バズのアトラクションの前で家人と子供には待っていてもらって、近くの喫煙所で僕は煙草を立て続けに二本吸う。家人に今日ディズニーランドに来ている幼稚園がらみの知人からTELが入る。彼女は年間パスポートを持って月に何回か娘さんと共にTDLを訪れる強者なのだが、彼女によるとハロウィーン期間にしては今日はすごく空いているとのこと。絶句。こちらはこんな人混みを最後に体験したのはいつだったか、と記憶を辿り始めた矢先だった。バズのアトラクションはおもしろかった。
1時20分からのパレードを見て、トゥーンタウンへミッキーの家で撮ってもらった写真を受け取りに行き、喉が渇いたのでスタンドに並んで飲み物を買い、喫煙所を探し回って煙草を吸い、ウェスタン・リバー鉄道に乗りたいと子供が言うので35分待ち(もはや我々にはそれは待ち時間としては短いと思えた。)、4時10分からのパレードは見ずに買い物をして帰った。計7時間と少しで、子供が行ったアトラクションは六つ。まあまあの数ではないかと思っている。