昨日の昼間、会社からこのブログを見てみたら何だかやけにカウンターが回っているような気がした。アクセス解析を見るとある特定のURLから来て下さる方が多い。それでそのリファラーを辿ってみたら、asx*1さんの「メトロガール」に行き当たった。
実は「メトロガール」のことは随分以前から知っていて、ここのアンテナにも登録し更新されたのがわかる度に拝読していた。こういうことを書くとあるいは反対される方もいるかと思うが、女性にしか書けない文章というのがこの世にはあると常々思っている。そう気づいたのはよしもとばななさんの小説を読んだときだ。発想のタイプが自分とはまるで異なっていて読む度に軽い違和感がバリアのように目の前に張り巡らされるが、そのせいもあって文章が何しろ新鮮に見える、印象で言うとそんな感じだ。「言語にとって美とはなにか」式の分析まで立ち入ってもきっときちんとした根拠が見つかるに違いないと思われるほど、自分なりにはそうした文体が存在することを信じている。もっともその分析は自分の手には余るのだけど。
「メトロガール」もそうした文体で書かれたブログだと思う。
asxさんは「女の子からの手紙。」という記事にリンクを張って下さっていた。それがアクセス急上昇の原因だった。自分の書いたものがどなたかの心を少しでも動かすことができたらそれに勝る幸せはない。それにしてもリンクを辿られる方がこれだけ多いとは普段どれほどのアクセスが「メトロガール」にはあるのだろうか。そういうことはあまり気にしないことにしているが、さすがに少しうらやましい。
