指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

何となく幸せ。

土曜日は幼稚園がない。でも先週は行事があってイレギュラーな登園日だった。普段の土曜日なら午前九時くらいまで寝ているのだが、週日と同じ七時頃に起きた。そしていつものように子供を幼稚園に送って行った後、誰もいない会社で少しだけ仕事をした。帰宅したのが九時四十五分くらいだったと思う。十一時半には迎えのために幼稚園に着いていなければならず迎えは家人の仕事だがたまには自分で行くことにするとなると、一時間半弱という中途半端な時間が残った。ブログでも書こうかと思ったらHatenaはメインテナンス中ということだった。それで気が抜けてひどく眠くなった。何をする気にもなれず家人と思いつくままに話した。ベランダで煙草を一本吸った。
何とか時間をやり過ごして迎えのために家を出た。木立の横の狭い歩道を歩いていたら、日差しが明るくあたりがすごくクリアに見えた。休日でクルマの往来もほとんど無く道の反対側のグラウンドでは子供たちが野球の練習をしていた。静かで暖かだった。何となく幸せな気分になった。自分としてはそういうのは割と珍しいことだ。これから子供を連れて帰り、帰る途中でいつものカレーをテイクアウトして、カレーに浸したナンでビールを飲んでから昼寝するだけだ。それだけの休日だった。