小学校の給食費とPTA会費を納めるために郵便局に口座が必要ということで朝いちで郵便局に行った。小学校からの指示書は何年か前からの使い回しで、それには「郵便貯金口座（ぱるる）を開設してください。」とある。でもぱるるというものは現在はないようだった。それで家人に訊いたら何でもいいからそこの小学校に入学するので口座開設が必要だ、と言えば先方も心得ていて何とかしてくれるだろうと言われた。そう言われてみるとそんな気もしたのでその通りのことを伝えた。そこの小学校に子供が入学するに当たって、学校側から郵便局扱いの口座を開くように言われたのでそうしたいのですがどうしたらよいでしょうか、と。すると係の人が何だかよくわからないという表情をした。口座を新規に開設ということでしょうか、と言われた。すでにそう言っていると答えた。すると僕の身分証明書と印鑑の他に子供の免許証ないし保険証が必要だと言う。子供は小学生にこれからなるのでさすがに免許証は無理だと思うけど、保険証は用意してなかったのでその旨伝えると、それはどうしても必要なんですよ、と畳みかける。問題を整理することにした。ええと、僕が僕の口座を開くのに、なぜ子供の免許証やら保険証やらが必要なのですか？すると先方は、あなた様の口座なのですか？と問い返す。一番最初に趣旨を伝えているのにそれは全然伝わっていなかったようだ。小学校へ通うのにかかる給食費などを、本人名義の口座から引き落とさせる親が近頃では主流なのだろうか。普通に解釈すれば学校の経費を負担するために親が口座を開設しに来たという物語しかあり得ないと思うんだけど。
その後も要するにものすごく感じが悪かった。ええと、民営化したんですよね。それは民間並みのサービス態勢が必要ということですよね。はっきり言いますけど民間レベルのサービスにはほど遠いな。あぐらをかいていてもいんだけど、そんな安泰な基盤はもうないんじゃないですか。
