指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

このだらだらした感じ。

ぼくは落ち着きがない (光文社文庫) 長嶋有著 「ぼくは落ち着きがない」
このだらだらした感じは大好きな「ねたあとに」に似ている。その割には主人公はきちんと自分の職務を果たしていて、そういうところも「ねたあとに」に似ている。人物よりもある「場」が主人公みたいな感じだ。その場の心地よさがもう本当にすごくいい。こんな図書部だったら入部したい。まあいろいろあるんだろうけど。