指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

宮沢賢治全集。

  昨夜酔っ払ってアマゾンを検索してたらどこをどうクリックした結果か覚えてないけど宮沢賢治の「虔十公園林」が青空文庫で無料でダウンロードできるとあるのに出くわした。キンドルで読めるという。今までキンドルは使ったことがないんだけどそう言われるとなんだか無性にこの作品が読みたくなって少々手間だったけどキンドルをインストールして読んだ。すごくよかった。新潮文庫版を持ってておそらく数十回は読み返してると思う。でも文庫専用のほこりだらけの本棚から引っ張り出すよりもとても快適だった。それで他の作品も探すと宮沢賢治全集が200円で買えるとある。即決で購入。疲れも忘れて「貝の火」とか「どんぐりと山猫」とか「セロ弾きのゴーシュ」とか大好きな作品を無心に読んだ。これはすごく楽しい体験だった。初見のお話じゃないので酔ったときそのときだけの読む楽しみで全然構わない。何も覚えてなくていい。すごく気楽で自由だ。
 朝起きて続きを読もうと思ったら夏目漱石全集もダウンロードしてあった。記憶にないけど確かに欲しいと言えば欲しい全集なので買ったんだろう。それも酔ったとき楽しみに読みたいと思っている。