指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

喪中葉書をつくる。

 11月も中旬にさしかかっている。今年は父親が亡くなったのでそろそろ喪中葉書を用意しなければならない。年賀状を送り合う相手ももうほんの数人なので枚数は大したことない。ただいずれもが大切な相手と言うかできれば礼を失したくないので今月中には送ってしまいたい。何日か前からウェブでテンプレを探すともなく探していて今日の午前中に割にシンプルで良さそうなデザインを見つけることができた。それはマイクロソフト・ワード用のテンプレだったのでダウンロードしてワードに読み込ませさらに別のところで見つけた文言のテンプレを参考に一部修正し住所と名前をうちのものに差し替えて一応完成させた。薄墨の方が適してるとも耳にしたのでそれから黒のフォントをグレーに修正。まあまあこれなら失礼にはならないだろうという感じに仕上げた。版元から年賀状が来るかも知れないけどどうしたらいいかと家人が言うので来たところで別に僕は気にしないし喪中葉書を送って旦那の名前が相手に知れちゃったりしても君は気にしないのと逆に尋ねる。結論はまだ出てない。それは家人が決めればいいことだと思っている。父親の来年の命日には来て欲しいと母親は言う。もちろん行きたいがこれは新型コロナの状況にもよるのでなんとも言えない。母親ももう八十歳を超え電話で話しててもすっかり耳が遠くなったみたいだ。仕方ないこととは言え悲しい。