指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

1976年の歌謡曲。

 いくつか欲しい曲があったのでこのCDを借りた。借りてから気づいたのはこれが1976年のヒット曲を集めたものだということだった。どんな曲が入っているかと言うと子門真人さんの「およげたいやきくん」、都はるみさんの「北の宿から」、太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」、中村雅俊さんの「俺たちの旅」、山口百恵さんの「横須賀ストーリー」などだ。他にもいわゆる新御三家の曲やキャンディーズ桜田淳子さんの曲なんかが入ってる。僕は13才になる年で四月から中学生だったと思う。ラジオのリスナーとしてはだんだん腕を上げつつある頃で好きな曲をカセットに録音して聴き始めていたと思う。このCDに収録されている野口五郎さんの「針葉樹」も録音して持ってた記憶がある。それで1976年の音楽ってどんなのだったんだろうと思ってウィキで調べた。それは皆さんもご覧になれるので全般的なことには触れず自分の興味のある部分だけ切り取るとこの年カーペンターズのアルバム「見つめあう恋」がリリースされている。発売を待ちわびてレコードを買った記憶がある。出来は今ひとつだった気がするけど。クイーンは「ボヘミアン・ラプソディ」を歌い、オリビア・ニュートン・ジョンは「ジョリーン」を歌い、アバは「ダンシング・クイーン」を歌っている。割にすごい年だ。ランナウェイズの「チェリー・ボム」も当時は結構なセンセーションだった。そしてビルボード誌の年間チャートの一位はポール・マッカートニーウィングスの「心のラヴ・ソング」。本当にいい曲だ。当時も今もすごく気に入ってる。でも歌謡曲も随分聴いていたようでウィキに載ってるオリコンのトップ50に入ってる邦楽は全部カラオケで歌える自信がある。という訳で前述の二枚組のCDに入ってる三十曲もすべて知ってたんだけど掘り出し物はミス花子さんの「河内のオッサンの歌」。聴いたの何年ぶりだろう?とにかくこれは傑作。