指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

なんとか乗り切る。

 バイトは午前九時から二時間半別の部署の仕事でお客さんは多かったもののなんとか切り抜けることができた。途中僕よりも新人のバイトの女の子が手伝いと言うか研修と言うかでやって来た。この子は常にやる気満々でその部分だけ見てるととても気持ちいい。ただちょっと障がいがあってマルチタスクに対応できない。ひとつのことが終わるまで次のことにかかれなくてしかも物事のプライオリティーというものを考えることが苦手だ。つまり今やってることより緊急性の高いタスクがやって来たとき目下の作業をひとまず置いといて緊急性の高い方に取りかかるということができない。もうひとつやっかいな点があってそれは他人の言うことに耳を貸さない傾向があることだ。この方が速いとかこの方が簡単だとか教えても自分のやり方を押し通そうとする。だから教え甲斐のない頑迷なやつだなという印象がどうしてもできてしまう。それが障がいのせいだとわかっていても押し寄せてくるものを手際よく処理しなければならないときにはとりあえず足手まといに見える。そういう人には仕事ができないとか乱暴なことを言ってるのではなく誰にでも向き不向きというのはこれはどうしたってあるだろうという話だ。実際彼女がいなくなった後間違いが見つかってそれを直すのに相当な労力を払う必要があった。その他接客業にしては言葉遣いがおかしいとかいろいろある。二度と一緒にこの業務はしたくないけどまた組まされるんだろうな。組めばほっとく訳にも行かないんでサポートに回ることになる。そしてひとりでやるよりも混乱の度が深まる。まーさんとかどうしてるんだろう。一度訊いてみるか。あの人は慈愛の人だから案外とても親身になって教えてるかも知れない。
 残り二時間通常業務に戻る。何事もなく終えて帰って今日は昨日お休みだったインド料理店に家人がリベンジで行ってくれてカレーとナンの昼食。バファローズ対ホークス戦を観てちょっとだけ昼寝して今日は夜のみ塾。明日はバイトがある他塾はあるのかないのかわからないという変な予定。