指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

うなぎを食べに行く。

 バイトも塾も休み。髪が伸びたので切りに行ったらいつもの床屋さんもお休み。少し前まで年中無休だったと思ったらいつの間にか定休日が設定されていた。まあ仕方ない。その辺をうろうろして後から来る予定の家人を待つ。今日は子供とふたりで昼食にうなぎを食べに行く約束だったんだけど子供がまだ起きないと家人が言う。それで約束の時間まで来るか来ないかわからない子供を待ちながら家人も特に用事がないとのことでふたりでうろうろする。そろそろお店の前で待ってる、もし来なかったら戻って来るのでお昼どうするか考えようと家人に言い置いてエスカレーターを下りて行くと向かいのエスカレーターを上って行くのは正にうちの子。声をかけてふたりでお店に向かう。家人は魚関係がほとんど苦手なのでひとりでファミレスへ行く。あとで聞いたらパンケーキとパフェを食べた由。うな重の結構いいやつに肝吸いとお漬け物がついてきて四千円弱。うちとしてはかなりのぜいたくだけどたまには子供にもおいしいものを食べさせてあげたい。何を食べてもおいしいおいしいと言って喜んで食べてくれる子だけどね。それに自分ひとりでそんなの食べるのはもったいないけど子供と一緒だと自分に対して正当化できるというのもある。いわゆるかこつけてというやつね。何年か前にも同じように同じお店で子供とうなぎを食べたんだけどこのブログには書かなかったみたいだ。そう言えばお店の案内の人が席に通してくれるときにまたこちらのお席でよろしいですかと言ったように聞こえた。実際前回と同じ席に通されたんだけど二度目の来店なのに僕たちのことを覚えてたんだろうか。だとしたら接客の人ってすごい。僕も顔覚えには自信がある方だと思うけどさすがに初見の客の顔は覚え切れない。すごい。それとも子供と僕のふたり連れってなんか目立つんだろうか。
 食べ終わると自転車で帰ると言う子供を見送ってファミレスから帰って来る家人と合流する。その間にアルコールとアテを調達しておく。バスに乗って帰宅してから一杯飲んで昼寝。起きてからはだらだらしている。すごく楽だ。すごく休まる。