指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

泳ぐのはお休み。

 調子が上がらないからという訳じゃ決してなく先々週先週と木曜日は泳がない日だったので今週も木曜はお休み。明日はまた復帰しようと思っている。二の腕とふくらはぎと腿と腰が相変わらず若干痛い。でも仕事に差し障りがある程じゃないので通常通りの一日。なんだかおなかが空くので普段以上に食べてたら体重が七十キロに近づいて来た。少しセーブしなければならない。目標は六十七キロくらいかな。まあ少なければ少ないほどいい。その他特筆すべきことは何もなし。我ながらそういう日も珍しい。
 思い出したのでいやな話をひとつ。模試の合格判定がEなのに強固に私立中学受験をさせようとしてる親御さんについては前にも書いた。生徒さんは週三回塾に通って来ていてそのうち二回は他の生徒さんたちと同じ学習をし一回だけ入試の過去問を解いていた。それが入試も近いので三回とも過去問を解いてもらえないかと一月半ばにメールで言って来た。でも約束は週一回だったしそれだけでもこちらとしては結構な負担だったので断った。すると過去問を解く日以外は塾を休ませると言う。なんでも受験と感染症の両方の対策を兼ねてすでにしばらく前から学校も休ませてるそうだ。こういうところにこの親御さんのヒステリックな面が如実に表れてる気がして僕なんかはすごいげんなりする。受験のために学校休ませるって本末転倒だろうが。でもまあ人様のおうちのことに口出しするのもあれなのでどうぞお好きにと返した。すると最後の過去問演習が終わった先週末になってまたメールが来て大変世話になったけど一月限りで塾を辞めさせてもらうと言う。二月の初めに入試があるのでそれ以降は塾は不要ということらしい。でもあれだけのケアをしてやったのに合否の結果も知らせずたった一本のメールを寄越しただけで辞めようとは一体どんだけ恩知らずなんだよと腹が立つと言うよりむしろ呆れ果てた。私立中学の入試対策はしないとはっきり言ってるのに横車を押すようにして引き受けさせたのを忘れたんだろうか。合格したら菓子折持って挨拶に来いとは言わないまでもそう言ってもおかしくないくらいには手厚く面倒を見たつもりだ。後足で砂をかけるとは正にこのことだ。でも塾を辞めるときには一ヶ月前までに申し出てもらうルールになってるので辞めるのは構わないけど一月末の申し出となると授業料は二月分までもらうと返した。するとそれなら二月まで通わせると言う。細かいことは省くけどこの人には妙にケチくさいところがあってそれもこちらの元気を奪う要因になってる。正直言えばもうその生徒さんの顔も見たくないので受講料なんか諦めて一月いっぱいで辞めてもらった方がいっそ清々しい。でもそうするともう一方で溜飲が下げられない。それで二月分は支払うけど子供は当初の予定通り一月いっぱいで辞めさせると男気(母親なんだけど)のあることを言わないかなと思ってそっちに賭けたんだけど賭けには負けた。まあそうなるだろうとは思ってたけどね。ケチだから。さて合否を知らせて来るだけの分別は持ち合わせてるだろうか。ごく控えめに言って合格したらいいとはあまり思ってない。