指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

確定申告の準備を始める。

 塾にとって年度替わり前は新しい時間割をつくったりそのためのアンケートを取ったり新学年の受講料について案内したりとなかなか忙しい。だから確定申告の用意は二月中に終わらせておくのが望ましい。ちょっと心境に変化がありもっとよいバイトがあったらかけ持ちとか思い切ってそっちに全フリしちゃったりとかしようかなと思ってスマホでバイトを検索してるうちそんなことしてる暇があるんだったら確定申告に取りかかるべきなんじゃないかと気づいた。それでとりあえず去年の分の領収書やレシートを整理することにした。確定申告のためのソフトはやよいの青色申告を使っている。経費の入力のとき僕だけかも知れないけど領収書やレシートが月ごとにまとまってる方がいくらか手間が省ける。なのでたまった領収書やレシートの山を取り出して月ごとに分ける作業をした。なんでもそうだけどゼロ歩から一歩への間にはものすごい距離がある。でも一歩を踏み出してしまえば次の一歩までの距離は格段に短い。今年はもうその一歩目を踏み出したのでおそらく今月中に確定申告の用意は終わるだろう。家人の分もあるけどそちらは塾とは比べものにならないほど簡単だ。二、三時間もあれば充分だろう。早く終えて心置きなく来年度のことを考えたい。
 昨日来た受験生が今日は期末試験の勉強していいですかと言う。入試じゃなくて?と思わず訊き返すとそうじゃないと言う。でも内申書は二学期の成績で作成されすでに志望校に提出されてるし三学期の期末試験の準備にこの時期(都立高の入試まで一週間だ)時間を割く必要はあまりないんじゃないかと思って受験勉強の方は大丈夫なの?と尋ねるとたぶん受かると思いますと答える。僕の場合自分のどんな入試に対してもたぶん受かるなんて金輪際思ったことがないのでなんかすごい子がいるもんだなと感心する。実際この時期に受験対策じゃなく期末試験対策を優先させる生徒さんなんて今までにひとりもいなかった。でもこういう子はたぶんほんとに受かるんだろうな。この生徒さんの合否に関しては後日きちんとご報告します。
 今日のスイムはお休み。他のバイトをしたくなったという心境の変化についてはすごく微妙で長い話なのでうまく書けそうという見通しが立つまでは触れないと思います。すいません。