指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

再び星乃珈琲店に行く。

 別に予告という訳でもなかったんだけどおとついのブログに書いた通り今日も星乃珈琲店へ朝食を食べに行った。家人は前回とまったく同じフレンチトーストとオレンジジュース。僕は前回と同じハムチーズトーストと前回とは違うブレンドティー。前回と同様に珈琲店でコーヒー回避。でもブレンドティーおいしかった。ポットサービスでカップにほぼ二杯分の量。たぶんダージリンがベースなんじゃないかと思うけどなんて言うかすごくおいしい。もう年も年だから結構お高い紅茶も飲んできた気がする。それらに比べてもおいしい紅茶だった。だからコーヒーもおいしいんだろうな。飲んでみたい。でも眠れなくなるのがいやなんでね。
 大学四年生のアルバイトさんは三月まで勤務して皆辞めて行く。仲よくしてくれた学生さんにシャーペンをあげるのもできる限り続けている。昨日も東工大の学生さん(そんな人がこんな職場にいて初めはびっくりした。)ととてもきれいな女子学生であるところのシマオさんとうちの塾の初めての生徒さんで少し前からバイト仲間になったうちの子と同級生の学生さんにあげることができた。東工大の学生さんはスメルジャコフの(たぶん)名台詞「賢い人とはちょっと話してもおもしろい」の通り話してていろいろおもしろかった。特に彼の人生設計みたいな話にアドバイスを求められたりしてわかる範囲のことは答えたりした。三月もバイトに入るということだったけど次にいつ会えるかわからないのでシャーペン渡せてよかった。僕よりもずっとドライで合理的な考え方でなるほどそういう割り切り方もあるんだなと感心させられた。僕自身はもっとずっとウェットなのでだから去って行く人にシャーペンなんか渡してる訳なんだけど。シマオさんは帰る時間になっても帰らない僕を不審そうな目で見ていた。僕としては帰り際にシャーペンを渡して切り口上だけ残して帰りたかった。でもいざその瞬間になると彼女はお客さん対応に追われていてまあ要するに間が悪かった。でも辛抱強く待った。そして事情を話してシャーペンだけどいりますかと問うと文字通り小躍りして欲しいです。と言うので持ってた三色から選んでもらってコーラルピンクのをあげた。大切にしますと彼女は言った。うちの塾の最初の生徒さんがまさかバイト仲間になると思ってなかったけど実際になったのは仕方ないしまあそれくらいには塾も長くやってるということなのかも知れない。うちの塾では小六から中一になる段階で「卒業祝い」と称してシャーペンをあげることにしててでもそれがいつ頃からなのかはっきりしなかったので彼に中一になるときにシャーペンあげた?と尋ねるともらってませんと言う。大学今年卒業でしょと問うとそうだと言うので彼にも一本あげた。アマゾンで一万円近くシャーペンを発注したんだけどこの分だとどれくらい在庫が持つのかねえ。つかこれがバズってシャーペン贈与が一大イベントになったりしてね。しないだろうけどね。