指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

大体終わった気がする。

 確定申告は家人の分も自分の分も済ませた。新年度の時間割に関するアンケート用紙もつくり終えて配布を始めた。春期講習の申込書についても同様だ。さしあたって三月前半にやらなければならないことはすべて終えられた気がする。アンケートの回収を待って新年度の時間割をつくらなければならないけどそれは三月後半のお話だ。春期講習も三月の下旬だ。少しの間通常のルーティーンに戻っていいみたいだ。あれだけ気の重かったいろいろも終わってしまえばどうということはない。まあたいていの物事というのはそんな風にできてるのかも知れない。だから手をつけないまま気が重い時間を引き延ばすのは損と言うかもったいない。さっさと片付けてなるべく早くさっぱりするにしくはない。わかっててできない。来年もまた同じ轍を踏むことだろう。でもとにかく今年の分は終わった。
 今日は泳ぐのはお休み。前日までは明日も泳ぐぞと割に意気込んでいる。でも朝起きるとちょっと今日は休もうかなと思う。体もあちこち痛い。時計に急かされて泳ぐのもきついと言えばきつい。それで休むと必ずと言っていいほど後悔する。やっぱ泳ぐんだったなとか塾が終わった後でも泳ごうと思えば泳げなくもないなとか考える。こういうところの気持ちの整理のつけ方は本当にいつまで経ってもうまくならない。不惑の年を二十年も超過してるんだけど二十年間ずっと惑ってばかりだ。
 昨日の体験授業のおうちからはこれまで連絡がない。経験から言って体験授業から二十四時間以内に連絡がない場合入ってもらえるケースはほとんどないので今回も駄目だったんじゃないかという気がする。以前は体験授業即入塾が多かったんだけどいつ頃からかそうも行かなくなった。うーん。毎年春先は本当に大変だなあ。まあ仕事の性質から言ってそれも仕方ないんだけど。もう一件体験授業の申し込みが来ていてこちらは先方が希望の日時を考慮中。近く連絡が来ることになってる。来ないこともあるからなあ。来るといいなあ。明日は多少無理してでも泳ぎに行くつもり。

 もうひとつあった。昨日だったかブックオフへ行って福井県立図書館の「100万回死んだねこ 覚え違いタイトル集」を見つけてちょっとだけ読んで結構笑った。「ねじ曲がったクロマニョン」みたいな名前の村上春樹の本ってすごいよね。しかも知ってさえいれば不思議と正しいタイトルがわかっちゃうところもすごい。三百円くらいだったので買おうとしたら家人が図書館で借りれば?と言うので買わないでうちに帰って図書館のサイトを検索した。何年か前に出た本だけどこんなおもしろそうな本なら何人か待ちだろうと覚悟してたらあに図らんや在庫ありだったので近くの図書館まで取り寄せを依頼。もう届いてるんだけど今日は取りに行ってる暇がなかった。明日は行けるので行こう。それとは別に福井県立図書館のサイトでも最新の覚え違いまでを見ることができる。こちらも結構強力で生徒さんが問題解いてる間声を出さずに笑った。今更ながらかも知れないけどお勧めです。「福井県立図書館」で検索を。スマホにも対応。