- 作者: フリードリヒニーチェ,Friedrich Nietzsche,中山元
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2009/04/09
- メディア: 文庫
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ニーチェと言うとキリスト教的な厳格さや真面目さを生命力の衰弱の兆候と見なし、そこから人間を解放する思想の持ち主で、だからディオニュソス的な生命力を称揚しているんだと個人的に思っていたが、俺の思想ってそんな単純な一枚岩じゃないよとすごく不機嫌な顔で言われた気がした。不機嫌そうなのに若々しい。難しいなあ、哲学は、と思った。
同じ文庫で「道徳の系譜学」も近く刊行が予定されているそうだ。それともうひとつ、「善悪の彼岸」は散文化された「ツァラトゥストラ」という意味合いがあるらしい。ご存じでした?僕は知らなかった。びっくりさせられることっていくつになってもある。