指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

練習三日目。

漕ぎ始めを安定させることを課題に、自転車の練習三日目。午前中一時間余りで、ほぼ一回で漕ぎ出せるようになった。ここまでの練習は人通りの多い道では危ないけれど、これ以降はむしろ適度な人通りがある方が危機回避の練習になっていいような気がする。危ないと思ったらとにかくブレーキをかけて止まるように初日から言っていたので、ブレーキの使い方はうまくなり割に早めに止まることができるようだ。
午後は公園の固い通路ではなくグラウンドの土の上で練習。摩擦が多く漕ぎ出しにくいように思われたが、自然に乗ることができた。うれしいのかにこにこ笑いながら何周もして、目で追っているこちらの方がくらくらして来た。最後におなじみのスロープで下りではなく上りで漕ぎ出す練習をした。これはちょっと厳しかったようだけど、なんとかできるようになった。自転車自体とそれに乗れるようになったこと、それが今年の子供の日のプレゼントだ。
グラウンドでは、前に子供に手紙をくれたことのある、今は別の小学校に通う女の子が、お父さんと一緒に縄跳びの練習をしていた。○○ちゃんがいるじゃん、と言うと子供は気づいてなかったのか、そう?とさして興味も無さげに言い、挨拶する?と尋ねると、いや、いい、と答える。彼女の方は子供に気づいていたようだったけど。