指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

還付金が振り込まれる。

 今日アプリで銀行の通帳を見ると(毎日一回は確認することにしている。)なんの前触れもなく還付金が税務署から振り込まれていた。バイト先のアプリを念のため確かめると去年一年間に源泉徴収された五万円あまりと金額がぴたりと一致していた。還付金が戻って来たということは確定申告に特に問題はなかったということのように思われる。だとするともしかしたらいいことずくめになるかも知れない。まず子供の学費がある。去年突然学費の減免額が減らされ連動するように奨学金も減らされた。家人の所得が一定以上を越えたため非課税世帯からはずされたことが原因らしい。それから年金。これも会社を辞めてから十年間ずっと支払いを全額免除されてたのに去年から急に支払えと言ってきた。今日も封書が来て支払いを求められていて払えない金額でもないのでいっそ払おうかと思っている。その代わり今年はまた全額免除されるような気がする。それから健康保険料もある。その前は月六千円くらいだったのが去年から今年にかけては月に一万七千円近くに上げられちゃったので結構家計を圧迫していた。これも元に戻るんじゃないかと期待している。それとは別にとりあえず今月から三ヶ月間健康保険料は請求されないと思うのですごく助かる。という訳で皮算用にしか過ぎないけど生活が一気にものすごく楽になりそうな見通しだ。子供と一蘭へ行き家人とキリンシティーに行こう。あとたまにはお小遣いもあげないとね。
 バイト仲間のうっちゃんが妊娠してとりあえず五月と六月はバイトを休むと言う。それに関して同じバイト仲間のまーさんが彼女が休むからと言って自分たちがその分もシフトに入らなきゃならないってことにはならないだろうという意味のことを言った。もちろんその通りだと思う。我々にかけられる負荷を大きくされる謂われはまったくない。それは自分たちの力でなんとかする問題だろうと社員に対しては思っている。でもいつも優しくしてくれるシフト係のしーちゃんに頼まれたら断れないんだよな。
 それと今日やっと「街とその不確かな壁」を読み終えた。いろいろ思い合わせると本当に切ないお話だ。感想はネタバレになっちゃうのでとりあえず日を改めて。