指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

時間までぐだぐだ書く。

 なんか家人がX(旧ツイッター)での投稿について話してくれて文学系のサークルに入ったら他のメンバーがまったく海外文学の話題を取り上げないのであなたの好きな海外文学作品を挙げて下さいみたいなツイートをした方を見つけたということだった。ここまで読み返してみると何を言ってるのか我ながらよくわからない。でもまあいいか。それでそれに応える形でいろんな作家や作品名が挙がってるということで家人にそれを読み上げてもらった。それを聞きながら随分楽しい十数分を過ごした。ドストエフスキーとかヴァージニア・ウルフとかに混じって家人が読み上げてくれたのは。いちばんびっくりしたのがスティーヴン・ミルハウザーの「エドウィン・マルハウス」。こんなの好きな方いらっしゃるんだー。僕も大好きな作品だ。それとリチャード・ブローティガンの「西瓜糖の日々」。僕も「アメリカの鱒釣り」より好きだな。ガルシア=マルケスの「エレンディラ」。渋い。ほんとはもっとすごく長いタイトルだったよね。でも短編もすごくいい。イタロ・カルヴィーノ「木のぼり男爵」と「冬の夜ひとりの旅人が」。随分前に読んだのでよく覚えてないな。個人的なお勧めは「不在の騎士」かな。カズオ・イシグロの「わたしを離さないで」。切ない。「クララとお日さま」映画化って聞いたけどどう撮るんだろ。主人公目線しかあり得ない気がするけど。ポール・オースターの「ムーン・パレス」。ごめんねオースターずっと読んでたんだけどあるとき目が覚めたんだよ。オレにはオースターは必要ないって。それ以来読んでない。残念なのはコーマック・マッカーシーの名前が出て来なかったことかなあ。どれ読んでもおもしろいのにな。あとはチェーホフとかディケンズとかツルゲーネフ(笑)とか出て来なかったのは残念。あとカーヴァーとか?小説の翻訳って最近ますます高価になってるけどいいんですかねえ。ぐだぐだ書くつもりがタイムリミットよりも三十分早く書き上がったのでどちら様もおやすみなさい。