指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

とてもおいしい。

 ヒガシマル醤油の牡蠣だし醤油を家人が買ってきたのは二週間ほど前だっただろうか。きっかけはSNSでの評判だったらしい。普通の醤油の角をきれいに削り落としたような丸い味で醤油とだしの中間みたいだ。塩分も二十五パーセントカットされてる。これがとてもおいしい。うちでは朝食が主にパンだったんだけど最近は目玉焼き載せごはんが多い。ごはんに半熟の目玉焼きを載せてこの醤油をかけるだけ。他には何もいらないほどおいしい。それと昼食の前に一杯やるときに栃尾揚げという厚めの油揚げを買ってきて軽くあぶって焦げ目をつけてこの醤油をかけてアテにする。僕は缶酎ハイを飲むことが多くてもちろんそれでもおいしい。ただビールにものすごく合うんじゃないかという気がする。家人がとても気に入って毎日のように栃尾揚げを買って来る。コツは揚げの表面ではなく切断面を上にして中に染み込ませるように醤油をかけること。油揚げと言うだけあって表面にかけたのでは醤油が油ではじかれてしまうから。水泳を始めてからウェイトも割に気にしてて家人からは女子高生呼ばわりされてるんだけど今のところ油揚げくらいでは体重が増えたりはしてないようだ。昨日はサラダにこの醤油をかけてみた。悪くはないけどすごくおいしいと言うほどでもなくてどちらかと言えば失敗のような気がした。でもとにかくおいしいのでご存じない方は一度お試しを。今日のスイムは朝の六百と水中点検の百五十。計七百五十メートル。そう言えばお客さんのひとり前にも触れたワミさんから年始の挨拶ということでお菓子をいただいた。バイト仲間のグレートマザーまーさんが受け取って詰め所の僕の荷物の辺りに置いといてくれた。もちろんまーさんの分もあった。持ち帰って開けるとメッセージカードと一緒に三千円分の図書カードも入ってた。この前も二千円分のQUOカードをいただいたんだけどこういうのっていただきっ放しでいいのか迷う。まあでも僕の仕事ぶりの何かが彼女の心を打ってたとしたらそれはとてもうれしいと思う。