習慣的に泳ぐようになってから気のせいか髪が伸びるのが速くなった。それと信じられないかも知れないけど髪の毛の量も増えた気がする。いつだったかなにかの折に自分の頭頂部が見えたとき若干地肌が透けてたように思えてさすがにこの年になると禿げるものかと納得したことがあったけどつい最近見たときには元に戻ってた。だからかどうかここ何日かみたいに風が強いと髪がぼさぼさになる。頭の上にコーヒー味の綿菓子をのっけたような感じだ。茶色くてふわふわしてる。それで今日は髪を切りに行くことにした。いつもの東京駅のQBハウスだ。家人に行くか尋ねると行くと言うので一緒に出かけた。ふたり待ってる人がいて僕が三人目。でも十分もしないうちに席に通されたと思う。店から出ると目の前に家人がいてそろそろかと思って今着いたところだと言う。ファミマの玄米茶のペットボトルを持ってたのでその辺に立ったまま分け合って飲む。それから家人がちいかわのショップに行っていいかと問うのでどうせ入れないでしょと思いながらいいよと答える。ところが行ってみると普段あれだけ混んでる店にあっさり入れる。レジ待ちの列にもひとりも並んでない。最初は一緒に見てたんだけど邪魔な気がしたので外で待ってると向かい側のお店がピーターラビットの期間限定ショップだったのでひとりで見る。僕はピーターラビットというのが若い頃から結構好きで浪人の頃にお茶の水の丸善前で行われてた洋書のバーゲンで原書を買ったこともある。それは昔の片思いの相手にプレゼントしちゃって今は持ってない。でも機会があれば一冊買って持ってたいなあ。ただしそのショップには本は置いてなくて断念する。家人がお店から出て来てグラスが買いたいと言う。彼女はグラスというものが好きでいくつかのキャラクターのものを持ってる。せっかくお店に入れたのだから買ったらいいと思ってそう言うとちいかわちゃんがいいかなあ鉢割れがいいかなあと言うのでそれは君が決めなきゃだよと言ってお店に返す。結局ちいかわのを買ったらしい。最寄りの駅前で昼食とかいろいろ買って帰宅。あとはいつもの通り。ちいかわのグッズが買えて本当によかった。午後になってバイトの応募先から面接についてのメールが来た。これも本当によかった。何度かやりとりして面接の日時が決まる。履歴書のデータを呼び出し必要なところを書き換えて印刷。写真は五年前に撮った証明写真を塾の引き出しをひっくり返して捜し出し貼付。他のプール監視の仕事に応募したことについて子育てで休業中のバイト仲間うっちゃんにだけは報告しといた方がいいかなと思ってそうする。いろいろやりとりがあった後でそう言えばこの前バイトを辞めた「群れるのを嫌う」が枕詞のサコちゃんが連絡を取りたがっているので僕の連絡先を彼女に知らせていいかと尋ねてきた。サコちゃんのことはなんとなく気になってたのでそうして欲しい旨うっちゃんには連絡する。少ししてサコちゃんから直にラインが来て今さらお話ししても仕方ないんですけどと前置きした上でいろいろあったけど僕には話せなかったとある。だからこの前うっちゃんに全部話してあなたなりに気が済んだと思ってるのでそうだったら終わった話として忘れてしまえばいい。まだ話し足りないことがあるなら自分でよければ喜んで話を聞くと返した。すると話を聞いて欲しいと言うのでラインでやりとりするのも効率が悪いしどこか正確には知らないけどサコちゃんもこの近くに住んでると聞いてるのでじゃあ塾に来て話しますかと尋ねるとそうしてもらえればありがたいとのことだったので明日の午前中バイト先で待ち合わせて塾まで案内しお話しすることにした。家人に話すと若い女の子があなたとふたりだけで話して大丈夫なのと問う。僕も若干そういう気がしないでもないけど別にこちらに悪意がある訳じゃなし彼女もそこまで信頼してくれてるんだったら問題はないんじゃないかと思う。ということで明日サコちゃんと直に話すことになる。僕としてはそれも今日あったいいことのひとつに数えておきたい。