指栞(ゆびしおり)

前にも書いたかも知れないけど。

着実に進める。

 年度末は忙しいので少しずつでも毎日着実に話を前に進めなければならない。直近の課題は三月分の月謝を徴収すること。エクセルでつくった月謝袋のデータの二月分の欄に受領印代わりのマークを入れ受領日を書き込んで印刷する。月謝袋代わりに使ってる片面だけ透明な封筒状のビニール製の袋にそれを入れて完成。全部で三十分くらいの作業かな。でも生徒さんたちがいるところではそれは絶対にしない。なんでかと言われると難しい。ただ生徒さんたちにはできる限りお金のことを意識して欲しくないと思ってるからだと思う。なんだ全然難しくないか。それができあがると次に割に気の重い作業に手をつける。今月分の月謝が未納なおうちと学年末も近いのに今年度の教材費が未納なおうちに督促のメールを書く。こういうの本当に苦手なんだけどあまり長い時間の滞納ならばそうも言ってられない。バンジージャンプのジャンプ台からえいやっと一歩踏み出す覚悟で書いて送る。七時間経った今もどこからもなんの音沙汰もなし。僕ならとりあえず平謝りに謝るけどね。かく言う自分も含めてまあいろんな人がいる。それから受験生向けの次の授業の準備。それが都立入試までの最後の授業となる。この前も書いた通りひとりは自信満々で期末考査の対策なんかしてるけどそうじゃない生徒さんもいる。少しでも多くの自信と共に本番に臨んで欲しい。と思ってこちらも最後までがんばる。それだけ片付けるとバイトの時間。土曜日は夜もバイトしてるんで。今日のスイムは三十五分で千メートル。最低限の仕事かな。