- 出版社/メーカー: 任天堂
- 発売日: 2008/01/31
- メディア: Video Game
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そのほとんどのゲームを知らない子供にとってこのゲームは物語のかけらに満ちている。家人も僕も登場するたくさんのキャラクターたちと彼らが負っている物語について子供から質問を受ける。ネスとリュカが出てくるので僕はもっぱら「MOTHER」シリーズの解説担当だ。それがどれほどおもしろい物語だったかを話すときにはこのゲームへの愛着も加わって妙に力がこもる。
昨日思いついて「MOTHER 1・2」のゲームボーイ用のカセットと、それがゲームキューブで遊べる追加ユニットを探し出して子供に「MOTHER」をやらせてみた。体力が数値化されたHPという概念が理解できないのでゲーム本来の遊び方はまだできそうもない。それで適当なところで終わらせたが、今朝になってもしきりに「MOTHER」について何やら質問したりひとりごとを言ったりしている。ゲームがおもしろかったとは思えないので、目の前に新しい物語があること、未知の世界が広がっていることが子供の心をとらえたのかも知れない。もしそうだったとしたらそれは、多少の保留はあるにせよ、子供の心にとっていいことなのではないかと考えている。